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​物語のあらすじ

ファミツリ 絵.jpg

あの日から二年。季節は東北の遅い春。とある海辺の町のこと。

日和山の上の桜は満開。お花見の準備をしているじいちゃん、ばあちゃん、そしてひ孫。三々五々集まって来る家族や友人たち。そこへ、久しぶりに東京から戻ってきた長男が婚約者を連れて来て、宴は始まります。

そこで話されるのは家族の心配事ばかり。お酒も入り、本音も愚痴も飛び出して、会話はあらぬ方向へ。四世代集まっての大宴会。にぎやかで懐かしい風景が見えてきます。

舞い散る桜、かもめの鳴き声、潮風の香り。

やがて楽しい時間は過ぎて、そろそろ宴はお開きに。

そして最後に訪れるものは・・・。

全編が宮城の方言で書かれた、ある家族の小さな物語です。

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